4歳娘、弱視治療の眼鏡生活

3歳半検診で弱視が発覚した4歳の娘のれもん。眼鏡を作って去年の12月上旬から眼鏡生活をスタートさせました。前回記事はこちら「4歳娘、弱視発覚

幼児に眼鏡を掛けさせるという事についてネットで調べてみると、褒めたらすんなり掛けてくれたとか、一週間もすると自分から朝起きると掛けてくれるとかそういうものばかり。れもんはそうはいきませんでした‥

そもそも弱視って何?

前回の記事で書いていなかったので簡単に。

「弱視」とは、眼鏡やコンタクトレンズで矯正しても視力がでない目のことを言います。 裸眼視力が0.1以下であっても、眼鏡やコンタクトレンズで矯正して1.0以上の最大矯正視力がでれば「弱視」ではありません。

出典元:医療法人社団 医新会 目の病気

眼鏡を掛けても視力が出ないのになんで眼鏡かけるんだろ??と言うことで、さらに詳しく調べて見ると

弱視の場合、メガネをかけて網膜にピントの合った状態に矯正しても、脳までの連絡回路が未発達で正しい信号を送ることができないため、きちんとした映像を認識できません。 裸眼視力も矯正視力もあまり変わらないのです。

けれど、メガネでピントの合った物を見続けることによって、連絡回路が発達し、見る力がつき、弱視が治ってくるのです。

出典元:子どもの目の健康マニュアル 弱視とは

つまり、眼鏡を掛けてピントが合った状態の映像を送ることで視機能の発達を促すって事みたいです。なので、眼鏡の掛け始めのたばかりの頃は眼鏡を掛けたからといって視力が出るわけではないので、眼鏡を掛けている子供的には邪魔なだけ。これが眼鏡をかけると見えやすくなったりすればすんなりと受け入れられると思うのですが(>_<)とは言え、とにかく眼鏡を掛けて視神経の発達を促さないと治らないので、黒板の文字が見えない時だけ掛けるとかではダメです。寝る時やお風呂以外は常時着用。

メガネやだ!

髪の毛を結ぶのさえイヤがるれもん。早速眼鏡を掛けさせてみると、案の定、猛烈に嫌がりました。眼科の検査用の眼鏡すら掛けてくれなかったのでこうなるだろうとは思っていましたが(-_-)掛けて数分もしないうちに外す。何度も、今眼鏡をかける必要があるってことを説明してもとにかくイヤがる。外す→掛けさせる→外す→掛けさせる‥これをエンドレスに繰り返して、ほとんど家事なんて出来ず。それでも「似合ってるよ」と褒めてみたりして、10日ほど過ぎた頃には連続して掛け続けられる時間が長くなったので、幼稚園でも掛けてもらうことに。

毎朝毎晩泣く日々

幼稚園の先生に連絡していよいよ幼稚園でも眼鏡を掛けて登園初日。眼鏡を掛けなきゃならないと分かると大号泣。お迎えのバスが来ているのに暴れて抵抗。「バスの中で掛けさせてみます」と先生。眼鏡を先生に預けて無理矢理バスに押し込まれて幼稚園に行きました。幼稚園から帰って来た時にはいつも通り元気な様子。担任の先生からも電話で「何度か外してしまうけど普通に過ごしていた」との事でホッとしていたその日の夜。

れもん「明日は眼鏡かけていかない?」

私「明日も掛けていくんだよ」

れもん再びの大号泣。「明日は眼鏡かけていかないの!」と泣きながら眠りにつきました。

こんな感じで次の日も、また次の日も「眼鏡はかっこ悪いからヤダ。」「男の子みたい!」と毎朝毎晩泣いて過ごす日々が一週間ほど続きました。

眼鏡生活を楽しくするために

少しでも眼鏡生活を楽しくするためにこんな物を買ってみました。

れもんの大好きなお人形メルちゃんに眼鏡を買ってあげました。メルちゃんはかわいい洋服や靴など色々関連商品が出ているのに、眼鏡って販売されてないんですね(-“-)やっとの思いでメルちゃんに掛けられる眼鏡のおもちゃを見つけました。パイロットさん、メルちゃん用の眼鏡をおしゃれアイテムとして作ってくださーい!

もう一つは犬のぬいぐるみ型の眼鏡ケース。口に眼鏡を咥えてる感じがかわいい(*´з`)ただ、ピンクのアンファン眼鏡のほうは耳に掛ける部分の幅が広いので完全に入らないです。でも眼鏡が床につかないので良しとします(/・ω・)/寝る前にはこのワンちゃんに眼鏡を咥えてもらいます。

眼鏡を掛けてから初めての眼科受診

自分の眼鏡を掛けてランドルト環で視力を測ることに。が、れもん全くやる気ナシ。全然検査をやってくれない。「今日は全然やる気ないからダメだね」と先生も諦める事に。

先生「眼鏡は家では掛けてる?」

私「最初よりはって感じです」

先生「まだそんなもんかぁ。また2ヶ月後に来てください。」

帰って来てから私、大泣きしました。多分この文章を読む限り泣くところなんて無いじゃない。と思うかと思います。が、毎晩シクシク泣きながら寝る娘を見てる私も結構精神的にキツくなって来ているところに「まだそんなもん」なんて言われたものだから、「まだそれしか掛けられてないの?」と言う風に責められているような気分になってしまった私。実際には多分「その位しか掛けられてない状態なら、眼鏡にもっと慣れてくる2ヶ月後に来てください。」そういう意味で言ったんだと思います。そして、全く検査のヤル気を見せなかったのは、娘なりの抵抗だったのかもしれません。

ママの大号泣をみた娘

大泣きした私を見た娘はその日以来、家では眼鏡に抵抗しなくなりました。でもどうしても幼稚園に眼鏡を掛けていくのはイヤみたいで、幼稚園バスに乗るときは眼鏡を手に持っていって、着いたら大好きな担任の先生に掛けてもらっています。(先生ありがとう。゚(゚´ω`゚)゚。)

眼鏡生活をスタートして約1ヶ月半。今でも朝起きて自分から眼鏡を掛けるなんて事はしてくれません。でも、私に掛けてもらうっていうのが実は好きなのかも?なんて思ってます。

眼鏡を掛けさせるのに苦労している方も中にはいらっしゃると思います。子供の将来のために、めげずに頑張りましょうね(^_-)以上、「4歳娘、弱視治療の眼鏡生活」でした。長文読んで頂きありがとうございました。また次回の更新で。

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